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アカガミ

アカガミ

アカガミ

作家
窪美澄
出版社
河出書房新社
発売日
2016-04-09
ISBN
9784309024608
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アカガミ / 感想・レビュー

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しんごろ

少子化対策、高齢化社会を近未来にはこうなるんでないの的なお話!アカガミなる政策で至れり尽くせりの生活になったミツキとサツキですが、やっぱり良いことばかりじゃないのね的な教訓もありましたね(^^;)ただミツキとサツキのふたりの恋路はステキだなと引きこまれました(^^)ラスト、2人がその後どうなったか気になりますね(^^;)もし再読するならBGMにはアンジェラ・アキがいいかな(^^;)【サイン本】

2016/05/26

starbro

五月の第一冊は、窪美澄の最新作です。先入観なしに読みましたが、従来の著者の作品と異なり、近未来の怖い物語でした。これだけ少子高齢化、草食化、非婚率が高まると十分ありうる世界だと思います。それにしても絶滅危惧種の保護センターのような扱いは厭ですね。本書で2000年以降生まれの若年層の寿命は40歳になるという設定ですが、偶然にも40歳で急逝した坂井泉水の『ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜』をBGMに一気読みしました。

2016/05/01

Yunemo

日本の未来を予言。「消滅世界」と、ある意味似かよった世界と捉えられますね。40歳以上の人間にとって、理解し難い世界が出来上がることになるんだ。恋愛も結婚もセックスもすべて、意思疎通を放棄した新しい若者像。完全なる少子高齢化世界の到来。でも国家的発想とは面白いもので、過去の歴史に学ぶ姿勢、まさかそれが召集令状だとは。この発想に頷けます。ただ、あまりにその背景が記されずに展開するので、理解不能、思考停止の感で自身は一杯一杯の状況に。子宮の機能を使わなかった人間は、狂っていくしかない、この意味は重すぎませんか。

2016/07/03

風眠

恋愛せず、家庭を持たず、子どもも持たずに、一人でいる事を望む若者たち。寿命40年説、自殺の急増、まるで「飼われて」いるような社会の中で、それが普通と思っている。2030年、国が立ち上げたカップリング制度・アカガミに志願した男女は、本人だけでなく、その家族も手厚い援助を受ける事ができる。けれど、アカガミ制度で生まれた子どもは国のものになる。アカガミ、言い得て妙。恋をして、時に涙する事があったとしても、誰かを好きになる事は幸せだ。だからこのラストはハッピーエンドなのだと思う。この先にどんな事があったとしても。

2016/05/08

Yoshihiko

うーん、いろいろ気になったまま話が終わってしまった。もうちょっとアカガミの正体を明確にしても良かったような...。ちょっと考えさせられるお話でした。

2016/05/21

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