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金閣寺の首

金閣寺の首

金閣寺の首

作家
朝松健
出版社
河出書房新社
発売日
2016-05-20
ISBN
9784309024677
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金閣寺の首 / 感想・レビュー

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ポチ

室町時代の妖のアンソロジー。一休さんの三話と首狂言天守投合の話は面白く読了。その他はまあまあかなぁ〜。

2016/10/06

5〇5

室町時代に材を得た伝奇幻想集です。初出は、すべてテーマ別アンソロジー「異形コレクション」なんですね。「異形」目線で作品を眺めると、それぞれのテーマを一貫してこの時代の世界観で見事に表現されています。そして、あの”一休さん”を、オカルトハンター”一休宗純”に仕立て上げた荒技に、称賛を送りたいと思います。

2022/09/28

rinpei

題名・装丁と本作の内容との間に違和感を覚える方がいらっしゃるようだが、私的には実にぴったり、しっくりきました。人の情念の奥に潜むエキセントリックな美意識圏に遊ぶ感覚。「首狂言天守投合」、特に気に入りました。

2016/07/08

アヤ

山本タカトの表紙に惹かれ読んではみたもの全く面白くない…室町時代のホラーというか幻想小説というか(´-ω-`)一休シリーズというものがあるらしいが荒唐無稽で2chの寺生まれのTさんかと思いました。「寺生まれって本当にすごい。そう思いました。」って最後に書かれていたら面白くなったのかもしれない(笑)

2016/07/13

辺野錠

元はテーマ別のアンソロに収録された作品なのでホラー話やおなじみ一休さんと怪異のバトルなど様々な話が読めるのが楽しい。『電話』や『未来妖怪』なんてお題を室町時代でよく料理できたなと感心した。流石朝松健。章がマイナス15から始まり謎の生物が室町歴代将軍に投げかける言葉の本当の意味がラストで明らかになる『ぬっへっほふ』が秀逸だった。一休さんが風狂の心で巨大怪異と戦う話がある一方で別の話ではその内面を描いているのも良かった所。

2016/09/14

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