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サラダ記念日

サラダ記念日

サラダ記念日

作家
俵万智
出版社
河出書房新社
発売日
2016-07-06
ISBN
9784309024882
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サラダ記念日 / 感想・レビュー

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まーくん

俳句や短歌はシロウトというより全く縁がないがサラダ記念日は知っている。彗星のごとく現れ「この味いいね」と君が言ったから…なんて世の中の人を驚かした。今更ながら歌集を開いてみると、そこには80年代の時代の風に乗ったキラキラと輝く若々しい著者がいる。どうしても海が見たくて十二月ロマンスカーに乗る我と君/私も小田急沿線に住み幼い息子と行き交う電車眺めていたな。万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校/あれ!学校名がそのまま歌に。そういえば悪友が近くの神奈川県立上溝高校の先生やってたな。歌にはならん。

2021/08/06

kaizen@名古屋de朝活読書会

現代短歌の草分けかも。学校の先生らしい、わかりやすさがいいかも。この本のおかげで、短歌を知るきっかけになった人が多いのもよい。

2020/03/23

「この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日」いいねと言われて作り続け、飽きられるようなことはしない。記念日としたためる。それも主食でなく、サラダへ向けられたささやかな一言を大事に切り取って。俵万智という少女のなんと親しみやすく、可愛らしいことか。恋をしている生活を堪能させてもらった。時折こちらが照れてしまうくらいに。波のしぐさ、夕焼けろ空、うっふんうっふん並ぶ白菜。単語と単語に橋がかかる。それ以上ない形として、言葉が輝きを放つ。

2021/03/03

momogaga

読メ開始以前の既読本。「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。何度口ずさんでも古びない。

ばう

実家に帰って懐かしくて本棚から手に取った本。30年以上経っても色褪せない、みずみずしい歌の数々でした。ケータイもスマホも無かった時代の恋の始まりと終わりとその間の心の揺れ、親への思い、勤務先の情景、旅の記憶など、どの歌からもその場の匂い、音などが鮮やかに伝わってくるから不思議。読めて良かったです。

2019/03/29

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