役者人生、泣き笑い
役者人生、泣き笑い / 感想・レビュー
きみたけ
先日虚血性心疾患で亡くなった俳優の西田敏行さん。古希を迎えて、これまでの半生を振り返った自叙伝。2016年10月発刊。芸能生活50年あまり、演劇・テレビ・映画にと多方面に大活躍、たくさんのエピソードを記載していて彼の人柄や役者魂がよく分かりました。「とにかく多くの人を喜ばすこと」をモットーに、人を飽きさせない、楽しませたい、そして自分自身が楽しめるとの考えだそうです。ご冥福をお祈りします。。
2024/10/27
koba
★★☆☆☆
2019/04/28
青木 蓮友
西田さんに耳元でつきっきりで話してもらったような、、話し言葉に近いせいか本当に気配立ちのぼってくるような時間だった、なーんて贅沢。最初から最後まで心のこもった内容で、、それに「うねり」「誘う」「妖しい」「ウマが合う」などなど言葉にしにくい物事をとても的確に表現されていて、わたしでも少しだけ何かを掴んだというか、新しい捉え方を教えてもらった気がする。等身大で、素で、やっぱりアドリブができる人は凄い。いちいち感動して、まるごと楽しんで、こんな活ききってる西田さん。わたしも五感で味わう生き方をしてこう。
2017/03/07
海(カイ)
【追悼・再読】哀しい…。だけど、この本の中のふくちゃんは面白い!役者を楽しんでる!だから大好きだったんだ。…まだ喪失感は抜けないのだけれど……。
2024/10/24
イチイ
デビュー50周年記念に郡山での出生から、役者人生、震災後の福島への想いまでを語った回想録。演技論では、役者を役になりきるアクター型と、自分を露呈させるコメディアン型に分け、自分を後者に位置づけひとを楽しませ、笑ってもらうことを目指してきたという。これは『池中玄太』シリーズで「西田敏行そのまんまで」「思ったように動いてくれたら中継するから」と言われ大ヒットとなったのが始まり。しかし放射能の被害に苦しむ故郷福島への想いなど、大切なものを傷つけたものへの怒りを語ることも恐れないところがやはり魅力的だ。
2018/11/20
感想・レビューをもっと見る