十年後のこと
十年後のこと / 感想・レビュー
takaC
玉石混合(玉は無いと言っても過言ではない)なのに作家名の50音順に並べるという無意味な配列が良くない。企画は面白い。仕上がりは不出来。
2017/02/05
優希
「十年後のこと」をテーマに書かれた掌編集。10年経った頃は今とどう変わっているだろうかと考えずにはいられません。それぞれの10年後があって、皆その時を歩む、ただそれだけなんでしょうけど、ある意味それは奇跡のようなことかもしれないと思いました。小林紀晴さんの写真には衝撃を受けます。
2016/12/14
コットン
35人によるそれぞれの超短編。もう少し長めの方が読みごたえがあるかも…。 戌井昭人『肉まんと呼ばれた男』:想像と違うところから始まる辺りは織り込み済みだがすんなり読める。、円城塔『お返事がたて ててから』:何気ない題材を少し変えただけで趣がある話にする所が流石です。、小林紀晴『未来から、降り注いだもの。』:これのみフォトエッセイ(モノクロ写真)、壇蜜『ふたんつの王国』:作り話ながら面白い。
2021/02/21
いたろう
芥川賞作家、直木賞作家から、詩人、漫画家、美術家、壇蜜のような女優まで、総勢35名による「10年後」というテーマに沿った1編4〜5ページの掌編作品集。これらのごく短い作品は、どんでん返しやオチがあるショートショートになっている訳でもなく、完成した小説というより断章のような文章、物語の導入部分だけのような小説も多い。その中では、謎の会話に一体10年前に何があったのかと思わせて、読者を煙に巻いたまま唐突に終わる、小山田浩子さんのへ「延長」が出色。まだ未読の、芥川賞受賞後第1作の短編集「庭」も早く読まなければ。
2018/05/21
Emperor
オードブルから唐揚げとウインナーだけとって食べるような感覚というか、かなり贅沢な読み方をしてみました。「N?中村航さん?」「違う違う。同じ中村でも、ジメッとしてるほう」ふきだすわこんなもん(笑)
2018/02/04
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