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小高へ

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作家
島尾伸三
出版社
河出書房新社
発売日
2018-03-23
ISBN
9784309026619
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小高へ / 感想・レビュー

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rin

★★★

2021/10/14

アカショウビン

「父 島尾敏雄への旅」 という副題があるから、何?と思って図書館で手に取った。「魚雷艇学生」の印象からなんとなく文学史上の昔の人にしていたが、その息子が語る世界は、私にも記憶のある風景と重なり、つげ義春を思い出した。上野駅、常磐線、「夜の森」という駅。「小高」という地名は知らなかったが、地図にはあった。すぐ南には浪江、双葉があり、福島第一原発がある。小高は島尾敏雄の父母の出身地であり、埴谷雄高は台湾生まれだが本籍は小高であり、埴谷島尾記念文学資料館というのもあると知った。琉球旅行あたりが特にいい感じ。

2024/04/03

kogufuji

父に対しての親愛の気持ちとその反対の気持ちと混ざりあい葛藤している姿は苦しい。戦後すぐの東京から小高までへのさまざまな情景がとても印象的で、上野駅の様子はじっくりと思い浮かべながら読んだ。

2021/04/05

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