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ぼくはきっとやさしい

ぼくはきっとやさしい

ぼくはきっとやさしい

作家
町屋良平
出版社
河出書房新社
発売日
2019-02-15
ISBN
9784309027845
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ぼくはきっとやさしい / 感想・レビュー

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starbro

芥川賞候補作&受賞作に続いて、町屋 良平3作目です。本書は、芥川賞受賞第一作、メンヘラ男子青春譚でした。芥川賞受賞作よりも好い気がしますが、メンヘラ男子が増殖したら、日本は滅亡するのではないでしょうか?大変心配です。

2019/03/12

なゆ

い〜んや、きみはきっとやさしくない。少なくとも女の子に対しては間違いまくってるよ。読んでるこっちがハァ?なんだから、面と向かってアレじゃあねえ。いろいろ小難しいコトばかり考えてるわりに、肝心なコトは気にしてない、やれやれな岳文くん。町屋さんは「しき」での瑞々しい空気感が好きなんだけど、こちらは何ともイタイタしいヤツ。母親からは男メンヘラと言われてるし。こんなんでこれからどうすんだよと思うけど、弟も親友照雪もいいヤツだしね。そういえば町屋さんの描く、男きょうだいのやりとりが、なんか好きだったりもする。

2019/03/07

ででんでん

「しき」が好きだったので、こちらも読んでみたが、流し読みになってしまった。平仮名多用…と、多くの方のご指摘のある文体は私は好きだけれど、主人公や周囲の登場人物に、ただもやもやと。ささっと読了。

2019/05/29

アマニョッキ

やっぱり好きやなあ、町屋さん。ストーリーとか、共感とか、感動とか、逡巡とか、もうそんなんどうでもよくって、とにかく町屋さんの文章にまみれていたいって思う。岳文と同じタイミングで、わたしも胸のところぐん!って圧される。町屋の海へプールへガンジスへ。臭くても汚くても一週間腹壊しても、わたしはずっと溺れ続けていたい。メンヘラ男子上等!女は手強いモンスターやけど、破られても壊れても、たたかえもがけ若者よ。あの日の空振りがホームランへ繋がりそうもないところが、またらしくていいな。これはぜひ男子の感想が聞きたい作品。

2019/02/24

sayuri

「1R1分34秒」で第160回芥川賞を受賞した町屋良平さんの2017年初出作品。受賞作品は未読で町屋さんの作品を読むのは本作が初めて。無気力系男子・岳文が主人公。無気力なのに恋に落ちるのは一瞬。同級生の冬実、インド旅行で出逢ったセリナ、弟の彼女の心佳。デート中の会話も意味不明だし恋愛ベタなのに、好きになると周りが見えなくなって猪突猛進、無謀な恋を繰り返す岳文だが、なんとなく憎めない。親友の照雪、弟の海斗、母親、登場人物達もみんな淡々とした人達ばかり。独特な空気感の中で描かれた恋愛小説。好みは分かれそう。

2019/02/27

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