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覚醒するシスターフッド

覚醒するシスターフッド

覚醒するシスターフッド

作家
サラ・カリー
柚木麻子
ヘレン・オイェイェミ
藤野可織
文珍
大前粟生
こだま
キム・ソンジュン
桐野夏生
マーガレット・アトウッド
出版社
河出書房新社
発売日
2021-02-25
ISBN
9784309029436
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覚醒するシスターフッド / 感想・レビュー

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Ikutan

女性同士の連帯や絆を表す"シスターフッド"。柚木さんの『らんたん』で知り、こちらも読んでみた。執筆陣が多国籍にわたっているアンソロジーって読んだことがなかったかも。柚木さん、桐野さん目当てで手に取ったが、桐野さんの短編も珍しいよね。で、やっぱり読みやすい。こだまさんと文珍さんは、初読みだったけれど、どちらも女性二人の関係が素敵でいいなぁと思えた。キム·ソンジュンさんはまさかのSFでびっくり。老人施設を舞台にしたマーガレット·アトウッドさんの作品はテーマには合っていない様に思えたが、リアルで一番心に残った。

2022/02/03

fwhd8325

ちょっとお腹いっぱい。「リッキーたち」「パティオ8」「先輩狩り」「断崖式」が好みです。少し時間がかかって読み終えましたが、これだけの作品を一冊で読めるなんてすごいことです。流石、河出さんの企画だと感じました。

2021/06/24

ネギっ子gen

発売即増刷となった「文藝」2020年秋季号の特集掲載の小説を、単行本化。大前粟生、サラ・カリー(岸本佐知子 訳)の短編を書き下ろしで新収録。現代を代表する国内外作家10人の傑作短編集! 高齢者が若い暴徒たちに排斥されるディストピアが描かれる、マーガレット・アトウッドの『老いぼれを燃やせ』が面白かった。元フジテレビアナウンサーによる「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ! 無理だと泣くならそのまま殺せ!」の炎上騒動を思い起こす。この元・アナのような言動が、この小説のような暗い未来を生む――。⇒

2021/07/15

愛玉子

シスターフッドで括る意味というか、これそういう作品?というのもあって(特にアトウッド)統一感がある感じではないけれど、手練れ揃いという印象。サラ・カリー『リッキーたち』柚木麻子『パティオ8』こだま『桃子さんのいる夏』辺りが好き。お初の作家さん大前粟生『なあ、ブラザー』は言葉の使い方がぴかぴかしていて面白く、ヘレン・オイェイェミ『ケンブリッジ大学地味子団』はタイトルだけでなんとなく了解しちゃう秀逸な訳だなと。バラエティ豊かな内容なのに表紙は若くて可愛らしい女の子だけのイラストなんですよねー、まあいいけどさ。

2022/01/15

野のこ

お目当ての柚子さんは安定の面白さ。桐野さんも藤野さんもらしさが出ててちょっとぞくっとする感じもよかった。初読みこだまさん、元気をもらえた。海外の作家さん全部読めなかったけどあまり読まないので新鮮でした。4人のリッキーのは面白かったです。

2022/03/07

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