メロンと寸劇
メロンと寸劇 / 感想・レビュー
とん大西
やはり向田邦子はいいよねぇ…と思います。例えばサザンのアルバムを聴いてるような。どストライクの曲は勿論、そうでないのも耳に心地よく体に溶けていくような。麗しい日本語と軽妙洒脱な文体が心地よく沁み、癒されるように読まされてしまいます。食いしん坊なエピソードは1話あたり10頁前後の超ショート。でも、どれも洒落が効いてて小粋で小気味よい。水羊羹の蘊蓄や東京大空襲時直後の昼飯の話、来客との贈答品をめぐる社交寸劇などなど。苦笑、微笑、ジンワリ…と、あの手この手で読み手を魅了。心ニクい限りです。
2021/09/13
シャコタンブルー
向田作品はベスト・エッセイに続く2冊目の読了。「父の詫び状」と「ごはん」は2冊ともに掲載されているので、2回目の読書となったが何度読んでも素晴らしい。この先、ずっと100年200年先も読み継がれて欲しい。「メロン」の子供達のはしゃぐ姿が目に浮かぶ。メロンは今も昔も果物の王様だろう。以前、夕張メロンをいただき大変美味しかった記憶もあるが、家族で北海道旅行の富良野で「サンタのヒゲ」の半分に切ったメロンの大きさと真ん中のアイスクリームの旨さに感激した記憶には勝てない。誰と何処で食べたかも旨さのバロメーターかも。
2021/10/19
優希
食べ物にまつわるエッセイでした。向田さんの食べ物の描き方は本当に美味しそうです。何度もお腹がなりそうになりました。巻末の『寺内貫太郎一家』のシナリオはいらなかったと思います。
2023/10/15
ドナルド@灯れ松明の火
やっぱり向田さんのエッセイは上手だと改めて感心してしまった。既読エッセイもあったが何度読んでも素晴らしい。 お薦め
2021/09/21
Syo
さすが向田邦子 途中で やめたけど ♪(´ε` )
2022/02/09
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