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ミルクとコロナ

ミルクとコロナ

ミルクとコロナ

作家
白岩玄
山崎ナオコーラ
出版社
河出書房新社
発売日
2021-10-26
ISBN
9784309030005
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ミルクとコロナ / 感想・レビュー

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ぐうぐう

本書は、山﨑ナオコーラと白岩玄による往復書簡のスタイルで構成された育児エッセイだ。2004年に文藝賞を同時受賞した、言わば同期の二人は、どちらも幼い子供を育てていて、同じような出来事に遭遇することが多いらしく、それを母の目線と父の目線で書く相違を読みどころとしているように見えて、実際はまるで違うのが本書の最大の個性だ。というのも、昨今のナオコーラは多様性とジェンダーレスを主題としたエッセイを多く書き、小説ではそれを実践しているので、そもそも男女における差異という目論見が成り立たない(白岩も、(つづく)

2022/01/25

縞子

文藝賞同期作家の二人がコロナ前後の子育てについて、往復書簡のように綴ったエッセイ。

2021/12/07

すーぱーじゅげむ

育児リレーエッセイ。癒されましたー。白岩さんもナオコーラさんも未来の心配より今日の子供の幸せを中心に回っていて素敵でした。マスクで相手の表情が見えず、子供のコミュニケーション能力の発達が心配→イスラム女性はずっとスカーフだけど大丈夫。そういえばそうです。困難や心配事の中には、意外と大丈夫なものもあるんじゃないかと明るくなりました。ナオコーラさん相変わらず自分を貫いていてすごいです。

2022/09/15

eipero25

山崎さんは凡人が気づかないどんな小さな差別も許せない姿勢はあっぱれであるが、強迫じみてもいる。ご子息を療育に行かせているのも、ご自分の繊細さが生き辛くしている部分があったからだろう。白岩氏はどこまでも紳士だった。そしてこういう考え深い人たちにコロナはとてつもなく恐怖だったようだ。あたしらは仕事のスタイルも変えられず、密も避けられず楽観的になるしかなかったもの。一流作家さんは上流社会にいるんですよね、やっぱり。

2023/12/29

そうたそ

★★★☆☆ 山崎ナオコーラさんと白岩玄さんによる往復育児エッセイ。連載中にコロナ禍となったこともあり、後半はコロナの話題も交えながら。タイトルから感じるような、軽い内容ではなく、むしろ育児や出産、ジェンダーのこと等々、二人の考えがびっしりと書かれている感じ。これはこれでじっくりと読める内容ではあるが、もうちょっと気軽に読める内容の方が好みだったかも。

2022/08/02

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