何がなんでも長編小説が書きたい! ; 進撃! 作家への道!
何がなんでも長編小説が書きたい! ; 進撃! 作家への道! / 感想・レビュー
tetsubun1000mg
この作者を知ったのは、定期購読している「本の雑誌」で「印税稼いで三十年」を連載したのを読んでいたから。 有名な作家さんではないのだが、プロの作家生活の厳しさが伝わった。 時代物の作品だけでなく、小説執筆講座も長く続けて多くのプロ作家が誕生しているらしい。 小説家になりたくて、新人賞に応募を続けている素人はかなり多いらしい。 この本を読んでいくと、登場人物の設定に履歴書を書き上げるなど構想して組み立てするまでに大変な準備が必要だった。 作家は脚本家ではなく監督、撮影、メイク、衣装など全部の担当だと言う。
2022/02/12
東雲
短編ばかりで長編が書けていない。書いている途中で別の話を書く=脳の逃避。メモだけして今書いているものを書くべし。全くその通りである。反省…。短編で仕事は来ない、商業小説を目指すなら長編執筆は必須。全体主題を一つ決める。謎は階層構造。三人称神視点は不採用。確かに全知全能じゃあ面白くない。キャラクターを作る=人物の履歴書を作ることにページ数が割かれていたが、ここはクリアしている。逆に極端に人数少なすぎるのが課題。小説教室に通い客観的な意見を貰う重要さ。最近読んだ指南本の中で一番タメになった。別著も読もうかな。
2023/05/20
佐倉
まさしく長編小説を書いてスランプ状態だったので読んでみた。思い当たった点は「取材不足」「人物の履歴書の空欄」「筆者自身の生活習慣の問題」……ふむ。ともかくこういう本はいわば自己啓発で自分の心を奮い立たせるためのものだと思うが 、そういう観点では肌にあう一冊だった。あと小説教室の意義についても納得できた。自分の小説を本気で読んで本音で感想言ってくれる人なんてよほどの奇跡でも起きない限り金払わないといないよな、そりゃ。
2022/06/23
オーリ
★★★★面白い。長編小説書けないのが何でなのか、図星突かれまくりで笑ってしまう。プロとアマで「キャラクターが勝手に動く」の意味が違う、というのは勉強になる。「行き詰まるのはキャラクター作り不足と取材不足。ストーリーはどうにかなるもん」というのは目鱗。「神視点というものはない」ウソ〜私、神視点の小説好きなんだけど…。「キャラクターの履歴書を作れ」かぁ…。「一般常識は人によって異なる。普通の一日なんてものはない。その人の選択と判断によって作られた一日。人生の蓄積」みたいな話は確かにねぇ、と思った。…書きたい!
2024/01/20
むさみか
ほとんどの人は 長編を書き上げられない という沼にはまると思いますので その沼からの脱出方法も勿論書かれています 思ったよりずっと実用的で かつ 励まされる内容でした
2022/05/24
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