未完の美学
未完の美学 / 感想・レビュー
かおる
⭐︎3
2022/10/20
冬将軍
少し読み辛いなぁと思いながら少しずつ噛みしめるように読んでいたら、第三章ではたと気がついた。何のことはない、自分の精神が幼稚であることをさんざん思い知らされたのだ。1988年から2022年の著作の再編集なので気になるところは出典を見返したいが、残念ながらどの本からの抜粋かは明らかにされていない。『いい年をして正義感だけでものごとを判断していたら、人間になり損ねる』『矛盾に気づき、包括的に生きるのが大人』『自分の生き方が端正なら、それはどこかで平和にも人間愛にも必ずつながっている』
2024/11/04
ことり
深く納得。の言葉の数々。何度も読み返したい一冊。個人的に心に残ったのは「子どもは徹底して、親しい他人と思った方がいい」という言葉。ついつい自分の子どもには余計なあれこれを言ってしまったり、良い人生を歩んで欲しいという思いが強すぎて過干渉になってしまうことがある。「親しい他人」くらいに思うのがちょうど良いのかもしれない。
2024/10/17
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