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ジャクソンひとり

ジャクソンひとり

ジャクソンひとり

作家
安堂ホセ
出版社
河出書房新社
発売日
2022-11-16
ISBN
9784309030845
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ジャクソンひとり / 感想・レビュー

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starbro

第168回芥川賞候補作1作目(1/5)です。主人公が著者と同じアフリカ系と日本人のミックスのため、半分私小説でしょうか❓ 第59回文藝賞受賞作だけあって衝撃的な内容、この勢いで芥川賞も受賞となるかも知れません。 しかし残念ながら、芥川賞発表の1/19迄に他の候補作は読めそうにありません。 https://web.kawade.co.jp/column/55954/ 【読メエロ部】

2023/01/11

まちゃ

第59回文藝賞受賞作、第168回芥川賞候補作とのことで手に取った一冊。東京に暮らすブラックミックス(黒人と日本人のハーフ)たちが企む逆襲劇。面白いとか、感動とかはありませんでしたが、軽快な文章の中にマイノリティの生き難さのようなものを感じました。ジャクソン、ジェリン、イブキ、エックスの4人は容姿が似てるようですが、いま一つイメージできませんでした。これがイメージできたらもう少しすんなりと物語が理解できたのかもしれません。

2023/02/05

いっち

ジャクソンは、アフリカのどこかの国と日本のハーフで、ゲイ。マイノリティの中のマイノリティ。ジャクソンが着ているシャツにQRコードがあり、読み込むと、ジャクソンによく似た黒人が、性的なプレイを受けてる動画だった。QRコードをきっかけに、ジャクソンに似た人間が3人集まり、ジャクソン4人。4人は、お互いを入れ替え、小さな復讐を始める。似ている人間は、相手を知らない分、復讐にためらいがない。復讐について、「一度でも親切にしてくれた人のことをはっきり敵と見なす勇気がジャクソンにはなかった」に、人間臭さがあって良い。

2023/09/09

ちゃちゃ

ブラックミックスでゲイ、スポーツブランドのジムで整体師をするジャクソン。彼が巻き込まれた事件を通して“彼ら”の世界が抱え持つ問題性が炙り出される。出自に基づく生きづらさ、十把一絡げで見られる差別意識への鬱屈した思い、属性で判断され個としての自分が認められない憤り…。それでも“彼ら”は従順さの仮面を身につけ社会に順応せざるを得ない。タイトルの「ひとり」は、誰であろうと唯一無二のかけがえのない存在であることを示すものではないか。ラストの痛快な復讐劇には、むしろ“私たち”の無意識に潜む心の闇を見るべきなのだ。

2023/03/07

アキ

第59回文藝賞受賞。第168回芥川賞受賞候補作。主人公は日本人と黒人のミックス。ジェリン、イブキ、エックスもジャクソンと同じミックス。彼らが入れ替わる物語。エイジはジャクソンの上司で面接で彼を推薦したと言うが、その理由は珍しいから。会話が中心の小説で、ラストも含め、あまり楽しめなかった。

2023/02/18

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