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血のささやき、水のつぶやき

血のささやき、水のつぶやき

血のささやき、水のつぶやき

作家
パトリック マグラア
宮脇孝雄
出版社
河出書房新社
発売日
1989-12-01
ISBN
9784309201368
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血のささやき、水のつぶやき / 感想・レビュー

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ニミッツクラス

【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉89年(平成元年)の税抜1748円の単行本初版。本邦初見参の著者の怪奇譚13編を収録。米版底本88年で、速攻89年に邦訳版と英版が出た…河出と宮脇氏のヤル気を感じる。89年なんてシニア感ではつい最近だから、筆致も近代作家に比べてもスマート(つまりポストモダンゴシック)で読み易い。頭から腕が生えて、その腕に首絞められるとかイヤだなぁ。死刑囚の最後の奸計、救いの無い精神疾患、長靴やハエの一人称…ネタも様々だ。性欲亢進の「オナニストの手」はバカミスに非ず。★★★★☆☆

2024/07/24

星落秋風五丈原

クライブ・バーカーが絶賛した新人。現代のNYに天使が降りてきたらどうなるかというアメリカ版『ベルリン・天使の詩』「天使」自宅の庭に探検家を飼っていた少女のなんだかよくわからないけれど心暖まる話「失われた探検家」川原泉の『フロイト1/2』みたいなミニチュアフロイトが出てくる怪談「串のひと突き」死刑囚と女性ジャーナリストの奇妙な友情話「アーノルド・クロンベックの話」収録。

1990/04/13

skellig@topsy-turvy

面白かった。ブラックユーモアタイプもばりばりの怪奇ものも魅力ある。「オナニストの手」とか、「天使」で描かれる腐敗男とか、頭の片隅に住み着くもの・キャラクターに出会えるのは読書の大きな楽しみの一つ。マグラアもアフリカ的暗さとか闇に惹かれるみたいだけど、相変わらずアフリカ的恐怖とかにはいまいちピンと来ない。嫌いじゃないんだけど。

2012/06/13

ベック

こういう本があったってこと多くの人が忘れてたり知らなかったりするのかな?

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