レイム・ディアー: ヴィジョンを求める者
レイム・ディアー: ヴィジョンを求める者 / 感想・レビュー
うにこ。
ゆっくりゆっくり読んでいきました。 うん、読むたびに色々考えてしまう。 文字が、そこに書かれている「言葉」が、全身に染み込んでくる気がするのです。
2004/12/04
うにこ。
パワフルなメディスンマンの、パワフルで真摯な語りの本。 内容もいいけど、著者が出しゃばらず、ひたすら鉛筆役に徹しているのが良い。 つらいことや悲しいこともひっくるめて、生きることを愛しているおじいさんの話した、とても大事なよもやま話の本とでも言いますか。
2004/02/05
うにこ。
おもしろいおもしろくないはおいといて、引き込まれる。 それはきっと、語り手のレイム・ディアーのあまりの人間くささのためではないかと。 彼はスー族の聖人と呼ばれる人物なんですが、酒は飲むし麻薬(ペヨーテですが)もやったし女も大好き。 でも背骨の中には自らの信仰や信念が息をするより自然にとけ込んでて、それ故に大きく見える。 そんな人が語った、彼とその信仰に関する諸々のこと。 憎むよりも仲良くすること。それが大事だと、繰り返し語ってくれる。 聖と俗を味わい倒した老人の、マイペースな回想記です。
2003/09/02
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