シャーロック・ホームズの失われた冒険
シャーロック・ホームズの失われた冒険 / 感想・レビュー
就寝30分前
う~ん、雰囲気はある。けどなー。一部の出だしの話は地方に生息している固有種がトリックネタって、ちょっと反則じゃないか。まぁチベットの作家らしく風景描写に違和感はなった。
2015/08/29
アルクシ・ガイ
チベットの風物描写が緻密。逆にいえばホームズ目当てで読んでいる人間にとっては退屈でした。「あの男」がいたなら早く出してくれたら面白かったのに。それに彼らの前世も早いうちから伏線が欲しかった。何やら戦前の冒険少年小説のようでした。
2015/12/24
ぽま
作者がチベット人であるため、これまで読んできたホームズ大空白時代パスティーシュの中では、風景描写に関しては最も説得力を感じた。ただ三部「時空を超えて」は、ファンタジー(というよりもRPGバトル?)色がかなり強いため、その展開には色々な意味で度肝を抜かれてしまった。確かにホームズパスティーシュは既に世の中には山のように出版されており、このような意欲作も歓迎すべきかもしれないが、「ミステリ物のパスティーシュ」としては、個人的には少し首を傾げたくなった。一部と二部は良作だっただけに、残念。
2012/03/12
クランチ
「本物のチベット人が書いたホームズのパステーぃシュ!」と聞いたので、喜んでいたら、最後の最後で裏切られた。あのオチはないだろう。ホームズファンとしては、ちょっと許せない作品。
2011/03/25
小ミカン
チベット人作家によるパスティーシュ。長編のホームズパスティーシュは「きわもの」が多くて危惧しながら読み始めたのですが、三部作の一部「インドへ」はなかなか正統派。チベット人作家らしくインドやチベットの書き方もしっかりしています。二部は「チベットへ」でホームズはラサへ。しかしこのころから、「?」な世界に突入。三部が「時空を超えて」・・・これがほんとうに「時空を超え」た世界・・・少なくとも私はついていけない。前半わくわくした分後半惜しまれました。原題「The ManndaLa Sherlock Holmes」
2010/05/21
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