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幽霊コレクター

幽霊コレクター

幽霊コレクター

作家
ユーディット・ヘルマン
松永美穂
出版社
河出書房新社
発売日
2008-12-17
ISBN
9784309205090
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幽霊コレクター / 感想・レビュー

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七色一味

読破。珍しく感想書く気になったのは、余りにも読み辛いから(笑)訳文が悪いわけではなく、多分原文ママなんだろうな。短編『アクア・アルタ』みたいな雰囲気ならそれもアリだけど、会話が入ると結構つらい。

2019/07/12

藤月はな(灯れ松明の火)

所々、リアルな感情を掬い取る物語達。「ルート(女ともだち)」は奇妙な三角関係。自分への興味が薄い主人公や友人が愛しているが自分はこれっぽっちも興味がない男が自分の上で好き勝手にセックスしている時の意識の紛らわせ方がリアル。「アクア・アルタ」は両親との距離の取り方。特に両親が旅をすることで得られる自由にホッとしつつも旅行に出かけると気になって何故かストーカーしている娘は迷子がトラウマになった子供のよう。「アリ・オスカーソンへの愛」はパートナーへの失望と自分が真の愛だと思っていたことの熱の冷め方に頷いてしまう

2016/06/04

七月せら

物語の途中で心地良く眠りに誘われてしまうので、1晩1編1週間で読み終わるはずがだいぶかかってしまいました。主人公達の恋愛はどことなく投げやりで理解が及びませんでしたが、そんな彼らの静かに揺れ動く心を通して見る旅の景色はとても美しかったです。「アクア・アルタ」が一番好き。

2018/08/10

fig

自分では何と表現していいか、捉えどころのない「あの感じ」とか「ああいう感覚」とか「こんな気分」とかいうものが、文字で表現され得るものであることにまず驚く。描かれた人々は、自分にもどこか通じる気分や何かを身の内に抱いて、それを眺めるには様々な気持ちが付随してしまう。何人であっても、同じような社会に生きる人が抱える想いや悩みや気持ちに遠い隔たりはないらしい。

2010/04/20

syachi

旅先という非日常と普段の光景とは違うものを見るからこそわかるもの、そんなこんなが非常に綺麗に、でもさらっと描かれているような感じ。そしてアイスランドの温泉ひいていて即雪にダイブできるプールがあるコテージは是非行ってみたい。可能であるならば一冬籠って読書三昧してみたい。

2015/08/30

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