鍛冶屋の母
鍛冶屋の母 / 感想・レビュー
AR読書記録
鉄人は文字どおり鉄人だった... この本(の内容)が最初に世に出たのが1979年なので、今は状況はだいぶ変わっているかもしれないんだけど、でも私は気づいていなかったけど、確かに日本の民俗学は稲作文化に傾斜し過ぎ、金属文化を軽視している(た)な。鉄って今はごく基本的な金属の一つに過ぎず、もし製鉄工場を実際に見たらそれはそれでたぶんある種の畏怖を感じる光景には出会えるだろうけど、近代的工業に至るまでの長い間、人里離れた山奥で炎を操り自分の身と、命と引き換えのように産み出される鉄を想像するとぞくぞくするな...
2016/03/15
Chihoish
ひたすら谷川健一氏の著作にはまっております。鉄人伝説と鍛冶集団、そして弁慶や金太郎との関連、面白い面白い。一つ目が鍛冶と関連しているとか、面白い面白い。古代史はロマンですね〜
2015/09/03
netakiri nekotaro
日本中世説話に鉄人(アイアンマン)と鍛冶神(メタルゴッド)の痕跡を辿る、主著『青銅の神の足跡』姉妹篇。
2014/03/03
noname
昔話「鍛冶屋の母」をはじめ、将門伝説や弁慶などに鍛冶神の面影を見出している。一見関係のなさそうなものに張り巡らされた共通点を辿っていく過程がスリリング
2008/12/11
感想・レビューをもっと見る