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闇の摩多羅神

闇の摩多羅神

闇の摩多羅神

作家
川村湊
出版社
河出書房新社
発売日
2008-11-19
ISBN
9784309224947
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闇の摩多羅神 / 感想・レビュー

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tama

他市図書館からのお取寄せなので最優先で読んだ。芸能の神、かつ詳細不明神だから。正体は結局のところよく分からず、祟り神で、宿神・後戸の神で申楽衆や賤民が信仰していたある意味現世利益神で、徳川氏が信仰していたらしい。(ということはやっぱり徳川の出自は・・・。とは書いてません)ただ、どうやら翁面自体が神であるように、「翁面」な神様なんだそうな。確かに口の形やらクセの強い笑顔やらが翁面ですね。秦河勝は長いこと朝鮮半島にいた部族の人なのかぁ。秦滅亡が紀元前200年聖徳太子が西暦574-622じゃあ時間開き過ぎ。

2018/02/22

長岡崇

某界隈の影響で最安値\7,743(amazon)。ありがとう県立図書館。真言立川流で狂骨の夢を思い出し、江戸の風水関連で帝都物語を思い出した。某氏の血肉を感じずにはいられない。人々から忘れ去られて、幻想郷入りしても、君たちの闇の中に魔多羅神はいるんやで。

2017/10/27

Åkky

2年前にとある界隈で流行った本をようやく読破。秘神として知られる(誰も知らない)摩多羅神の正体を追うため、各地に赴き考察した本。「〜の元ネタだ!」と思って安易に手を出す例の界隈の人々は、投げ出さないように気を付けて。

2019/05/21

ivnin

多分に秘神的性質を持ち、信仰が廃れたとも言っていい摩多羅神を、時代、信仰集団、司る性質から大きく四つに分けて解説する。なにぶん秘していたら忘れられた神であるため、その本体になかなか迫らず著者の思索探索に付き合わされるが、一応結論は出してくれるので安心した。凡人の往生を迎えに来るのは如来ではなく踊る二童子がしり、そそ、と囃す中、鼓をうち野卑に笑う摩多羅神。この世は夢よという信仰は厭世的に過ぎたのだろうか。

2009/05/28

ゆこぅ

途中で紀行文になったり引用への推察を混ぜたりしてなければなあ…。引いてくる書物の成立年代が分かりやすければなあ…。総論が最後の最後なのも混乱するなあ…。見つけた繋がりがこんがらがってて謎が謎のままだなあ…。摩多羅神を知らなかったのでそこは楽しく読めました。しかし八尺瓊勾玉が石上神宮にあるってのはどこ情報なんだ。

2017/02/21

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