連: 対話集
連: 対話集 / 感想・レビュー
紫
一九九一年刊行。一九八〇年代後半に田中優子先生が関わった対談を集めた一冊。対談相手は橋本治、渡辺保、野口武彦、山本七平、木村尚三郎、荒俣宏、高山宏、金子郁容、成田康昭、村上陽一郎、今野信雄、山口文憲、中野美代子の各氏。本書のタイトルは江戸の情報ネットワークとして採り上げられた「連」に由来するもの。江戸幕府の外交や貿易から近世の伝奇小説までテーマはまことに幅広く、話題があっちからこっちへ飛びまわるきらいがあるのはやや難ありではあるものの、江戸の文化について豊富な知見をもたらしてもらえるのであります。星4つ。
2019/10/11
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