ニッポンの正体;漂流を続ける日本の未来を考える
ニッポンの正体;漂流を続ける日本の未来を考える / 感想・レビュー
tokko
近代日本史の中でも政治に焦点を当てて総括するには、非常に簡潔かつ現代の問題を可視化させてくれる点で、最適な本ではないでしょうか。現在、日本の対米、対亜外交がなぜこのような形になってしまったのか。なぜ現在の政権が親米なのに保守政党が担っているのか。この本は、もう一度よく考えてみるべき問題を読者に突きつけてきます。「デモクラシータイムス」というYouTubeチャンネルの書籍化ということですが、動画よりも文字の方が理解しやすいです。
2024/02/12
belalugosi6997
代表作の永続敗戦論・国体論菊と星条旗、著者の主張をもう一度確認するには良い書籍である。著者は憲法9条改正、反米帝従属、そのための核武装論。極左的は人権重視のための皇室廃止…。著書のメインは自民党安倍政権であり、それに纏わる旧統一協会問題!そして「昭和の妖怪」に対する見解は見事だ、これは保守派ではできない。 自称“保守“はいまだ「安倍ちゃんマンセー」状態である。経済を奈落にした消費税を10%にしても、移民を入れても、TPP に参加しても、種子法改正しても、まるで神格化「安倍ちゃんこそが国体!」ダメだコリャ…
2023/09/03
S.U.
私自身の予備知識の足りなさから、理解を進めながら読むのに少し時間がかかってしまったのですが、対話方式なので基本的には読みやすい形式の本だと思いました。タイトルである『ニッポンの正体』についてですが、私たちが日本だと思っているものが実は違うものである、という事が書かれています。当初は意図的であったのでしょうが、今では何を守ろうとしているのか認識出来ていない政治家によって守られている状態なのである、と理解しました。日本とアメリカ、日本とアジアの関係について、俯瞰的に考えられる方に政治家になって欲しいものです。
2023/08/13
どら猫さとっち
You Tubeチャンネル「デモクラシータイムス」の人気番組を書籍化朝鮮戦争の終結を望まない理由、核兵器を欲する被爆国の矛盾、私物化する歴史、統一教会問題の源流にあるもの…。気鋭の政治学者が読み解く、この国が見ていなかった暗部。この国の未来は、どうなっていくのか。そして、これらから見えてくるしがらみ。そこを着目しないといけない現実。この警鐘をどう受け止めるか。未来は、そこにかかっている。
2023/05/20
tetu
★★★
2024/04/03
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