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死のテレビ実験---人はそこまで服従するのか

死のテレビ実験---人はそこまで服従するのか

死のテレビ実験---人はそこまで服従するのか

作家
クリストフ ニック
ミシェル エルチャニノフ
高野優
出版社
河出書房新社
発売日
2011-08-20
ISBN
9784309245591
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死のテレビ実験---人はそこまで服従するのか / 感想・レビュー

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ロア

なんて恐ろしい。。。権威には誰も逆らえない。この実験、空気を読まなければ生きて行けない同調圧力の本場である日本でやったなら、確実に100パーの数字を叩き出すと思う。街中や電車内で、自分勝手で乱暴な振る舞いをする人が増えてる理由も、この本で述べられてることと無関係ではないと感じました。

2018/10/29

デューク

「テレビの行動の基準にあるのが「面白ければ何をやってもいい」という価値観」。そう語る筆者による、もう一つのミルグラム実験の記録。 人はどこまで権威に服従するか。その答えを探るべく、筆者は偽のテレビ番組を企画し、参加者が他人に電気ショックを与えるように仕向ける。テレビという「権威」に、人はどこまで従うのか。そこから導き出される人を服従させるための法則とは。背筋の凍る一冊であり、それでありながらページを繰る手が止まらない。政治家や独裁者が、これと同じ手法を用いていることに恐怖を感じる一冊。おすすめ

2017/11/27

mimm

クイズを間違えたら、一般参加の出題者が回答者に対し罰として、最大人が死ぬレベルの電気ショックを与える。そんな番組があったら、人は電気ショックのレバーを押すのか。暴力的になるバラエティ番組への危惧をもとに、フランスのテレビマンと哲学者が社会心理学者たちとともに実験を行った。その実験のドキュメンタリーとしてまとめ、結果を分析した一冊。人は服従しやすく、現在の政治にまでそのテレビ的影響が響いている。テレビで殺人まで行きつくのか。なんとなく違和感を抱きつつも、ありそうかなと例に出された番組を読む限り、思った次第。

2018/05/03

midnightbluesky

テレビの権威に服従、という言葉で思い出したが、先の震災の原発事故で「原発ヤバい」ってことで「会社の命令」でそそくさ避難してしまった大手マスコミの総括(マスコミ自身の)が全くされておらず、批判する声がナイことに気づいた。これこそテレビの権威だと思う。

2012/10/17

imagine

ミルグラム実験を、テレビのクイズ番組に置き換えて行った結果どうなるか、という非常にスリリングな本。フランスで実際にテレビ番組として放送されたものの書籍化なので、活字でここまで刺激的なら、実際に放送された番組はどれほど面白かっただろう。ミルグラム実験自体についても詳しく知ることができ、掘り出し物の一冊でした。

2015/08/28

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