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流砂のなかで

流砂のなかで

流砂のなかで

作家
辺見庸
高橋哲哉
出版社
河出書房新社
発売日
2015-12-25
ISBN
9784309247434
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流砂のなかで / 感想・レビュー

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しゃが

「……最期の尊厳とはなんだろうか。……しつこく拒む権利ではないだろうか。その権利をすてたとき、ひとの思念は流砂のなかで畸形となり、じょじょに畸形をなにも意識しなくなり、ぎゃくに、いつまでも現実をいぶかしみ拒むものを畸形と呼ばなくなる」 戦争で傷ついた国内外の人びとやいまも荷を負わされている人たちへの一人ひとりの責任も問いかけている。久々の辺見さんの書を読んだ。私も価値や有様が崩れてゆく流砂のなかにいる。気づかないふりをし、「戦争」へ加担しょうとしているのだろうか。  

2016/04/22

くらーく

んー、年を取ったせいか、この手のアジるような文章は受け付けないのだなあ。怒りをぶつけているだけのような気がして。言いたい事は分かるし、事実もあるだろうけど。だから、どうしろって?著者たちは、文章で批判しているけど、これを読んだ人が行動しろとでも? 裏付けされた事実を淡々と述べた方が好きだな、個人的には。別に行動はしないけどね。ノンポリのパンピーとしては。

2018/12/01

踊る猫

左右を問わず今考えなければならないのは、今の状況を招いてしまった「自分」の「責任」なのではないか。何故南京大虐殺や日中戦争、そしてそれに纏わる天皇の戦争責任といった問題について明らかにされない部分が多いのか。忘却と責任転嫁のシステムが順調に作動して来た結果、自国の恥である戦争犯罪を考える基礎を失ってしまったのではないか……これは繰り返すが「左右を問わず」である。歴史がこれからどう転ぶのかは私には分からないが、私自身戦争について「知らない」では済まされないのだろう。そして今という状況を支えているのもこの私だ

2016/02/21

保山ひャン

『流砂のなかで』辺見庸と高橋哲哉の対談。方位なき流砂の原をゆく―まえがきにかえて(辺見庸) 第1章 なぜこの国は責任を問わないのか 第2章 知らずにはすまされないこと 第3章 「征伐」という帝国の衝動 第4章 骨の髄まで腐った民主主義国家 第5章 人が自らに責任を問うとき 単独者の責任を問う対話―あとがきにかえて(高橋哲哉)。安倍政権、民主主義、民衆国家、天皇制、SEALDs、沖縄基地問題などについて、怒りと嘆きの対談。ふたりのスタンスが違っていて討論になる部分もあった。現政権が戦後最悪だということは共通

2016/01/12

i-O

おもろ

2016/09/11

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