マンガ哲学辞典
マンガ哲学辞典 / 感想・レビュー
keroppi
橋本治が漫画を描いていた。しかも、人間存在や自我や社会について、はたまた男と女の哲学的考察まで、漫画でないと表現出来ない思考。1980年代「広告批評」に連載されていたらしい。漫画における枠線が社会であり、それが消えると星飛雄馬の存在すら危うくなる。エイリアンの卵は学校で飛びつかれ寄生され社会人となる。鉄腕アトムも枠を壊そうとするが、枠の外にも枠があるだけ。肉体と頭脳とモラルは魔神ガロンだ。女は女という思想と寝て女になる。何を書いているか分からないようなレビューになってしまったが、それくらい凄い本だ。
2021/06/15
Vakira
この世のあらゆる疑問。宇宙、生命、物質、存在、人間とは?この疑問に論理と現実実証してきたのが科学であり、思考的に考えてきたのが哲学なんだと思う。この本、治さんの哲学のマンガ的入門編かと思いきやチョ~ぶっ飛び。辞典と言うより治さん解釈の哲学。例えばこの世の存在。存在のKeyは「枠」だ。宇宙は膨張している。膨張するのであればそこには果てという境界があり、境界とはある意味枠だ。我々の存在。人間は枠の集合体。生物には必ず細胞膜がありその中で生命は生きる。枠がなければ溶け出して生きられない。
2021/07/01
marua
昔読んだ時は分からなかった。今読み返してもわからなかった(汗)大きい判型で復刻してくれたのはありがたい。
2024/08/15
ネルシュン
橋本治の本は今までたくさん読んできましたが、マンガは初めてです。 なんだかよく解らないところが橋本思うらしいんでしょうか。
2024/05/04
kentaro mori
●意味というものは枠組によって成立します/だから枠組がなくなると意味がなくなるのです/意味を成立させるものがワクなのです
2021/09/05
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