薄紫のレオタード
薄紫のレオタード / 感想・レビュー
starbro
エドワード・ゴーリーは、新刊中心に読んでいる作家です。著者が、何十回も鑑賞し、こよなく愛したニューヨーク・シティ・バレエを描くなら、もっと美しい絵でも良かった気がしますが、かなりシニカルです。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309257006/
2023/04/24
ムッネニーク
101冊目『薄紫のレオタード』(エドワード・ゴーリー 著、柴田元幸 訳、2023年4月、河出書房新社) ニューヨーク・シティ・バレエを愛する絵本作家ゴーリーが、同バレエ団50シーズンを記念して描いたもの。初出は1970年。 ゴーリーといえばホラーや不条理な物語を描く作家、というイメージが強いが、本作にそういった色はない。氏のバレエへの深い造形と愛が伝わってくるような小品である。 あとがきの訳者註が読書の助けにはなるが、それでも内容を正確に把握するのは正直難しいと思う。 〈あたしたちはね、踊るのよ〉
2024/07/25
アキ
エドワード・ゴーリーは50シーズン分のニューヨーク・シティ・バレエを観たという。1970年ニューヨーク・ステートシアター公演に向けて書かれたもの。2023年出版。I sometimes think if I see that lavender leotard with the little skirt that doesn't quite match in one more ballet... ときどき思うんだよ、もしもういっぺん、あの薄紫のレオタードにちゃんと合ってないスカートがついてるのを見たら、、、
2024/05/18
コットン
ゴーリーによるニューヨーク・シティ・バレエねたで画は面白いが、内容はこのバレエ団の公演が好きすぎるゴーリーの思いが出ているようなので一般の人には、ついて行きかねて置いてきぼり感はあるがバレエ舞台へのオマージュは伝わってくる。
2023/10/27
あたびー
松濤美術館「エドワード・ゴーリーを巡る旅」にて購入。持ってなかったと思ったら、出たばかりでした。バレエを愛するゴーリーが、女の子と男の子(7、8歳くらいかな?)を連れてNYCバレエ50シーズン分を見に行くと言う設定の連作。毒は少なめですが、ブラックなユーモアはあり。「言ったでしょ、あの人たちにRより前の列のチケット取っちゃ駄目だって」「あんたがあたしめがけて投げ飛ばされる方が面白いんじゃないかしら」「ときどき思うんだよ、もしもういっぺんあの薄紫のレオタードにちゃんと合ってないスカートがついてるの見たら…」
2023/05/22
感想・レビューをもっと見る