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急行北極号

急行北極号

急行北極号

作家
クリス・ヴァン・オールズバーグ
Chris Van Allsburg
村上春樹
出版社
河出書房新社
発売日
1987-12-01
ISBN
9784309260891
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急行北極号 / 感想・レビュー

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MI

クリスマスの絵本が読みたくて借りた図書館本。クリスマスに夜外から声がする。僕は外を見ると、列車がきている。パジャマにガウンを羽織って電車に飛び乗る。電車には僕と同じぐらいの子供たちがパジャマで乗っていた。そしてそこでソリに乗ったサンタと出会う。サンタさんから「君は何が欲しい?」と聞かれる。なんでもくれるような気がした。一晩の夢の急行北極号。今年もまた子どもたちを乗せて走り出す。

2023/12/09

ぶんこ

子供の家の前まで横付けしてくれる列車に乗って行った先は「北極」。そうか、サンタクロースは北極に住んでいるのか。サンタさんからのプレゼント第1号に選ばれた(僕)が欲しいのは橇に付いている鈴。なんて欲のない素敵な子どもなのでしょう。鈴の音は大人には聞こえないようです。聞こえていた子どもも年とともに聞こえなくなってきたのですが(ぼくえ)には聞こえていました。純真だからなのでしょうか。いじらしい男の子のクリスマスのお話でした。

2019/04/28

彼岸花

最後まで、ワクワクドキドキが止まらない。家に横付けされた『北極号』。進路は北へ。クリスマスイブの夜、僕をのせて列車は走り続ける。「私もつれて行って。」と思わず叫びたくなった。雪がしんしんと降り続く中、やがてサンタが住む北極点へたどり着く。一夜限りの夢のような出来事。確かに存在した町、確かに手にしたソリの銀の鈴のプレゼント。「信じる気持ち」を持ち続け、子どもの純粋さを失わない。大人になっても僕だけが聞こえる鈴の音。どれほど美しい響きだろう。原画とは違い、淡くほのぼのとした世界観を表現している絵のようだ。

2021/12/31

ヒラP@ehon.gohon

幻想的なお話です。クリスマスの読み聞かせ候補。

2016/12/13

ヒラP@ehon.gohon

この物語は、クリスマスにピッタリの絵本ではある。 しかし、ストーリーと絵が微妙にずれているのはなぜだろう。 とてもハイグレードな味わいである。 そして、最後の鈴だけがやけにはっきり見えている。 子どもの心に響く鈴。大人には聞こえない音。 そうなのです。クリスマスは子どもの心でこそ幻想的で神秘的。 サンタクロースの住む北極点にまで行けてしまう。 この本は、少し赤みのある灯火の下でじっくりと読み聞かせるのに向いているような気がします。

2010/01/04

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