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土方巽全集 I

土方巽全集 I

土方巽全集 I

作家
種村季弘
鶴岡 善久
元藤 燁子
出版社
河出書房新社
発売日
2005-08-11
ISBN
9784309268446
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土方巽全集 I / 感想・レビュー

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ただし

鮮烈、錯乱、混沌、圧倒、そんな表現では全然おっつかない。脳内の言語配列全部ひっくり返される。「舞踏とは全力で突っ立ってる死体」と言った筆者の全集。ひとっつも意味なんか分かりゃしないが、活字を目で追っていく1行後に、ぎりぎりと脳内をきしませるイメージが倍音倍音でフラッシュしてきて、5行でパンク。解像度を下げないと読んでいられない。全部まともに読んだら廃人になるんではないか。

桜井夕也

土方巽、ありがとう。奇跡的な言葉に出逢えて、よかった。

2013/10/06

HiRaNo

拾い読み。『慈悲心鳥が〜』、マイクロフォン的にアナーキー。身体感覚だけなんだろーか?

2013/06/28

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舞踏家が片手間に書き散らした文章というのでは全くなく、エクリチュールの極北といった文章。なかでも「アルトーのスリッパ」が。「胎児が泡立つ粒子の中に彷徨していた薄明の時代の形而上学が、戦慄する物質との婚姻によって無垢なる流産のままに語られる生の様相は、生きものの海に原理の揺籃期が浮き沈みする際のめくらむばかりの光景でもある。生の渇望のために、苦痛の先端、全能力の地平線は、誰のための思考ゆえに引かれてあるのか。アルトーはその先端、地平線を切開し、新たな試練に肉体の思考を賭けた。」

2021/08/25

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