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よいこのための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection

よいこのための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection

よいこのための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection

作家
吾妻ひでお
とり・みき
出版社
河出書房新社
発売日
2012-07-25
ISBN
9784309273396
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よいこのための吾妻ひでお Azuma Hideo Best Selection / 感想・レビュー

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kokada_jnet

河出書房新社でのシリーズ3冊目。とり・みきの編集による、「不条理日記」以前のシリーズから、各1編ずつセレクトした本。吾妻先生のあとがきによると。チャンピオンでの「2人と5人」連載時代の編集者がひどい奴だった件は、よくしていた話だが。それ以前の少年サンデーでの「ザ・色っぷる」連載時の編集者も、「アイディアを押し付けてくる、最悪の編集者」だったとのこと。編集者が漫画家を誘導していた時代背景と、先生のキャラクターと作風が誘導したくなるものだったんだろうねえ。表紙の写真は東浩紀氏の次女。

2023/05/23

袖崎いたる

吾妻ひでおさんの作品は色々な感想可能性を促す。(この鑑賞仕方の採用は勿論吾妻さんの作品ゆえの採用ではないが)例えば、作品の内容についての感想であったり、形式についての感想であったり、そして現に彼の作品に向かっている読者の興味についての自己言及的感想であったり。…何が言いたいのだろう、ぼくは。――というような、以上の感想は、吾妻さんの作品の読み方である以前に彼の作り方である。抽象的にいえば「視線」の作品であり、具象的にいえば筒井康隆さん的な作品である。この感想体験は「虚無感覚の宿り」を伴うので、正直痛いが。

2016/02/29

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

よいこは読まないでください。

2014/11/24

エピクト

また思い切ったアナーキーな選択だなあ。「ざ・色っぷる」がいきなり最終回とか、話がわかんないだろうよりマシンガン男の異常性が伝わらないだろう事が気になる(笑)。吾妻作品の土台が見える選択だけど、連載モノはやはり全編見せないと本来は充分判らないだろうなあ、と、思い切るしかない辛さが見えてくる。なのでかえって選者の使命感が感じられる巻なのだった。

2012/07/26

DWAT

おや、吾妻ひでお選集シリーズになってたのか。とり・みきというのがまたマニアごころのツボをつく。収録作を改めて読んでみると、やはり現在の読者に訴求するのは難しいであろうと思う。なのにこのように選集が続いているというのは、わたしのように吾妻ひでおに強烈な洗礼を浴びた多くの読者が今なおそれが何であったかを再確認しようとしているということなのだろうなあ。作品自体は流石に資料的にしか読めないが、この選集を通じてマニアどおしがゆる〜くあじま作品自体世界観を共有維持することに寄与しているような気がするな。

2015/11/07

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