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夏のルール

夏のルール

夏のルール

作家
ショーン・タン
Shaun Tan
岸本佐知子
出版社
河出書房新社
発売日
2014-07-19
ISBN
9784309274843
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夏のルール / 感想・レビュー

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のっち♬

「去年の夏、ぼくが学んだこと」を単文と油彩画で紹介。「赤い靴下」とか「ボルトカッター」とかルールの中には意味深なものもあって、教訓だけを残して由来を再構築したような作画。「意味のわからない」ことに人一倍執着する作者の童心が、作風全般が醸し出すノスタルジーと密接に関わっているのがよくわかる作品。「知らない人」や「合言葉」なんかは弟視点で見がちだけれど、兄弟どちらの視点で読むかでまた印象も変わってくる面白味がある。動物を用いた背景は今回も多く、「ガラスびん」などは『内なる町から来た話』に繋がるようなアイデア。

2022/07/04

kanegon69@凍結中

久しぶりにショーン・タンの世界を堪能した。兄弟のなんとも微笑ましい様子と心象風景を映した独特の世界観。ショーンが生み出すクリーチャーや不思議な世界。そう、これぞショーン・タン。やはり画力が凄くてじぃーっと見入ってしまう。意味のあるルールに意味のないルール。兄弟だけの夏のルール。約束守らないとたいへん!思わず微笑ましくてほっこりしてしまう。「パレードへ遅れないこと」「せっかくの計画を台なしにしないこと」のルールが特に可愛くてたまらない!この世界観が好きな人にはお勧めの一作。改めて原画が見たい衝動に駆られる。

2020/07/25

アライバルで不思議な魅力全開だった作者の絵本。こちらも、子供の絵本というよりは大人向け、しかも哲学的でした。絵も不思議な生き物や街並みがいつものように出てきて引き込まれます。可愛かったりブキミだったり一概には言えない独特の世界観でした。

2017/05/04

シナモン

どのページにもいるカラスが不気味だった。「知らない人に鍵を渡さないこと」でぞくっとし「夏の最後の一日を見のがさないこと」でほっとした。

2020/08/06

❁かな❁

ショーン・タン作品を読むのは3作目。季節ハズレですみません^^;前から読みたいと思っていたところ見つけたもので(笑)ショーン・タンの『遠い町から来た話』収録の「ぼくらの探検旅行」に登場する著者自身の兄弟がモデルの物語とのこと。「夏のルール」ってどんなことだろう?って開いてみたら、めちゃくちゃシュールで怖くて迫力がありびっくりしました(>_<)ルールの一つ一つは普通な感じではあるのですが、それに対しての絵がスゴイ!!こんな怖い映像でルールを教えられたら必ず守らなくちゃと思うだろうな(笑)最後良かったです★

2015/02/22

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