渡辺明の思考: 盤上盤外問答
渡辺明の思考: 盤上盤外問答 / 感想・レビュー
kokada_jnet
後藤元気によるインタビュー、構成によるもの。2014年刊行だが、「カンニング防止のために持ち物検査等をやるべき」とすでにこの時点で言っている。「相手が席をはずした後に、自分が思いつかないような手順で詰まされた時に、『コンピュータでカンニングしたのかも』と思うのは辛い」とも。
2017/01/13
チャー
名人の将棋や日常生活に関した考え方を知りたくて手に取る。本書は約8年前に出版された本であるが、質疑応答形式でざっくばらんに著者の言葉が語られており読みやすい。後半部は棋譜を引用しながら差し回しや駒の役割や損得の考え方などにも触れており大変勉強になる。向き不向きという考え方は得意不得意や好き嫌いを考えるうえで新たに一つに視点として大変参考になった。いくら時間をかけても伸びない人はそもそも向かないという指摘はある意味厳しい面もあるが的を得ていると感じた。著者の日常の出来事に関する考え方はとても興味深い。
2022/07/04
ライアン
募集された質問に答える内容。普段の渡辺さんが出てて面白かった。料理教室に通ってた話はビックリ。ただ将棋に対する考え方についてはどこmで本音で話しているかわかりませんが、ちょっとがっかりした。そこが羽生世代との違いかな
2014/11/19
glaciers courtesy
文句無く面白い。棋士になっていなければ?と言う質問に「しがらみから解放されて、何もしなくていいという立場が理想です。僕は何も責任を負いたくない!」という叫びは若くして棋界のトップに立ち、責任を負って来たからいえる言葉だろう。もしくは自分の技術だけで食べていける人ならではの発言とも言える。羽生対策の部分も含めて渡辺明ならではのキレの良い発言を楽しめる。しかしそれにしてもこの本の装丁のテキトーさは何なのだ。好著には好著の顔があると思うのだが、装丁が台無しにしている。この本の多面的な部分が全く表現されていない!
2014/10/02
geki
将棋は仕事。好きではない。か。才能とは何か、努力とは何か。トップを走るということはどういうことか。羽生さんとは何者なのか。真面目で淡泊に見えて熱い渡辺明の今。面白い。
2017/12/17
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