プログレッシヴ・ロックの哲学 増補決定版
プログレッシヴ・ロックの哲学 増補決定版 / 感想・レビュー
1959のコールマン
☆2。プログレッシヴ・ロックに関する「哲学」の本ではなく、よく言って「考察」、悪くいうとじいさんの昔話のようだ。しかも紹介バンドがレフュジーとELPとイエスあと少々。それが前半71ページあたりで終わってしまい、それ以降は「プログレッシヴ・ロック周辺」といった内容である。これじゃあ表紙も併せて羊頭狗肉と言われても仕方が無い。もちろん「周辺部分」も内容は悪くないが、出来たら全編プログレにしてくれればよかったのに・・。CD20選も私的すぎ。癖が強すぎて参考にもなりません。まあ全体として少しは楽しめたので加点1。
2019/05/23
阿部義彦
はじめにキース・エマ ーソンに捧ぐとあり、エピローグ2の更に付け足しとしてキース・エマーソンの訃報に付いても触れられていてぎりぎり入稿に間に合ったんだなあなんて思いました。著者はキーボードロックに対する思い入れが凄い所が私とは違いますが。私もこれからリック・ウェイクマン辺から聞き直そうと思ってたのでグッタイミングでした。知識量ハンパない!特に漫画との関係を語った章では萩尾望都、水野英子はイイとして、銀河荘なの!まで出てくるに至ってはやられました!ELPとイエスが好みなのね、私は当時ピンクフロイド派でした。
2016/05/01
ぷるぷる
なんともヤバいタイトル本ですが文学部の先生と知って納得しました。個々の作品やアーティストの思想性から語る本かと思ったら、作品が発表された同時代の文化や風俗を元に当時の世相や考え方を掘り下げてらっしゃいます。しかし取り上げる作品がEL&PやZEPだったりするのはどうなんでしょう?両方とも理屈というよりは体育会系でしてPurpleよりはマシくらいな気がします。先生はキーボードの名手がお好きなのはよく分かりました。小節毎のキーボードチェンジに憧れたものです。こんな妄想の仕方があるのねという面白さは感じましたよ。
2020/09/18
おおきなかぶ
簡単な話を難しく著された気分が・・・。
2018/12/29
火
プログレッシブロックを中心としたロック音楽を哲学、漫画、小説、さまざまな分野と絡めて考察した一冊。私はプログレ音楽を好んでいるが、この本に書かれていることはほとんど何も分からず、不勉強だったな、と思うと同時に、別に知らなくてもいいな、とも思った。とりあえず著者がパトリック・モラーツを好んでいることは非常に伝わった。 プログレだと思えばなんでもプログレなんだなあ。
2019/05/19
感想・レビューをもっと見る