プラスチックガール
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プラスチックガール / 感想・レビュー
阿部義彦
これは素晴らしい!芸術作品に限りなく近い、過去に「STUDIO VOICE」に連載された兎丸先生の問題作が河出書房新社から新装版で甦りました。オールカラーで様々な素材(布、ガラス、板挟、段ボール、BOX,etc)に描かれた一人の少女の物語かそれとも独り言または妄想か?多くは語りませんとにかくこれは所有したくなる本です。このクオリティーで2100円は高くはないです。兎丸さんの初期の病気✖️狂気の不気味さにも溢れています。ファンは必携アイテムです。河出書房新社さん有難う!
2016/10/23
袖崎いたる
ガラスの表象を借りて表現されがちな少女を、あえてプラスチックという、陳腐でありチープなイメージを以て描いた作品。或る意味では、所詮はありふれたものとなっている少女の儚さは、大量生産的に、あたかもプラスチック製品のようにありふれているのかもしれない。彼女たちの痛ましさの陳腐さを、どうもてなせばいいのか、この時代に。
2017/12/27
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