北斎漫画、動きの驚異
北斎漫画、動きの驚異 / 感想・レビュー
りんご
本日は漫画日和となったので、締めくくりはこの本。「漫画の神様は手塚治虫」と私は言ってたのですが、そのまた先輩、葛飾北斎大先生がいらっしゃいましたね。ジャンルに分けて解説されてます。絵が生きている。神いわゆるゴッドっすわ。
2020/11/19
舟華
北斎といえば聞いたことのない人がいないのではないか。生き生きとした躍動感ある絵が素晴らしい。色を使わなくても、筆の一本で素晴らしい絵を描ける。そんな北斎の絵のことをほんの少しだけど理解できた気持ちにさせたれた。 ◆ジャポニズムのすばらしさをもっと知ってもらいたい。もっと知りたい。
2017/08/30
kyoko
北斎展予習2冊目。漫画とは北斎の造語らしい。膨大な北斎漫画を「歩」「吹」「鍛」「流」など17の漢字で分類する斬新さ。その分類によって江戸の民衆生活が見事に浮き上がる。一方でその後の欧州美術界に与えた影響の大きさ。とにかく絵が自由で楽しくて魅力的で、楽しい画集でした。
2019/02/17
izw
北斎漫画を、歩、吹、鍛、流、など17の動きから解説している。北斎の謎めいた生き方、ヨーロッパの画家たちに与えた影響も丁寧に解説されていて、改めて北斎の偉大さに目を見開かされた。印象派に影響を与えたことは良く知られているが、自分が思っていた以上に強い影響を与えたようで、これからもう少し丁寧に関連を探ってみたい。
2017/06/04
すみれ
「北斎漫画」は全十五冊、約三十八年間にわたって描き続けられた、三千数百というシーン。この本では漫画と解説がほぼ半々。北斎先生、何しろ上手い、面白い。「吹く」「食う」など動きに焦点を当てた構成は、風をはらみ、命の輝く北斎漫画になるほどぴったり。解説によって湯屋の仕組みなんていう江戸風俗のこぼれ話が見えてくるのも楽しい。既知の逸話から抱いていたタフで魅力的な画狂人という北斎のイメージは、筆のおもむくままに漫ろに描いた画と著者のわかりやすい解説によって、よりくっきり鮮明な姿となった。好きだなあ、北斎。
2018/12/08
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