諸星大二郎 デビュー50周年記念 異界への扉
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諸星大二郎 デビュー50周年記念 異界への扉 / 感想・レビュー
keroppi
そうか、「COM」で「ジュン子・恐喝」に出会ってからもう50年も経つのか。あの諸星義影さんが、諸星大二郎となって手塚賞を取り、「暗黒神話」で私の脳味噌を掻きむしってくれた。日常が異界へ溶け出していくような不安感が、あの独特の絵で表現されて、いつもその魅力の虜となった。画業50周年記念の展示会が、このコロナ禍の中開催されている。東京の開催がどうなるのか分からないが見に行きたいなぁ。まだまだ読んでいない作品もいっぱいあって、それも読みたいなぁ。
2021/05/18
Vakira
現在、三鷹市美術館ギャラリーにて諸星大二郎展が10/10日まで開催されている。この展覧会の公式図録がこれ。普通に本屋でも購入できます。図録なので少々値がはります。なので今までは本屋で見つけても手は伸びず。しかし、この展示会を見たらキッパリ購入。大二郎さんデビュー50周年、大二郎さんの原画以外にも作品に関連する数々の貴重な絵画、絵巻、土器などの美術品の展示と同様に図録にも掲載。大好きな画家ポール・デルボーの絵画も展示。裸女拝観。それが掲載、ウヒヒ。大二郎さんの全作品と発想の源泉。購入して良かったです。
2021/08/31
こら
先生の展覧会公式図録です。そうか、諸星大二郎が世に出てもう半世紀なんですね…テーマ別に分かれ、関連ある書物や遺物がカラーで載っているという贅沢な構成で、個人的には関連書籍の中では随一と思います。何回眺めても飽きないんですもん!
2021/01/10
ぐうぐう
デビュー50周年を記念した『諸星大二郎展 異界への扉』公式図録。漫画家としての諸星の魅力は、手塚治虫をして真似できないと言わしめた独特なペンタッチにあるが、原画がメインとなるはずの展示において、編年体ではなくジャンル別に構成されたスタイルでは、タッチの変遷を辿るのは難しい。しかし、作品のルーツとなる、民俗品や遺跡、絵画に書物といった原典を探る目的は、それはそれで収穫の多いものだ。ダリの『茹でた隠元豆のある柔らかい構造』から「黒い探求者」のヒルコ像が発想されたように、(つづく)
2020/12/22
更紗蝦
『デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉』の図録です。協賛に「損保ジャパン」が名を連ねているのに、なぜかSOMPO美術館(旧・東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館)での開催予定がないのが気になりました。(会場は北海道立近代美術館・イルフ童画館。北九州漫画ミュージアム・三鷹市美術ギャラリー・足利市立美術館。)
2021/10/14
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