遠雷 (河出文庫 132A)
遠雷 (河出文庫 132A) / 感想・レビュー
しーふぉ
従来の日本的な物に対して、新しい価値観として団地が登場しているのかな。
2014/01/11
ポチ
読むのにちょっと時間がかかってしまいましたが、とてもよかったです。暗い、とにかく暗い。でも美しい。風景の描写も日本語もひたすら美しい。
2023/08/24
静かな生活
札束と人工物にしがみつく人間の悲哀。この地方都市周辺の光景は明らかにいま現在の日本の情景と繋がっている。
2022/09/21
かいけん
父の勧めもあって読んでみた。急激に変わる環境に翻弄される普通の人たちの姿が淡々と描かれている。描写も瑞々しく美しい。息苦しい展開の中での最後の結婚式のシーンは少し涙ぐむ。読んでよかった。
2011/10/08
キニロ
簡潔・明瞭な文体でサッパリと読み進められるが、実はダークなイベントてんこ盛りの本作。ビニールハウスのトマトが心のより所である主人公が、田舎が都会化していく過程で、家族に、土地に、人に振り回されながら生きていく。
2012/09/21
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