メディチ家の人びと: ルネサンスの栄光と頽廃 (河出文庫 149A)
メディチ家の人びと: ルネサンスの栄光と頽廃 (河出文庫 149A) / 感想・レビュー
Nat
この夏フィレンツェに旅行して、歴史の知識の無さを痛感しました。帰国後、イタリアの歴史を知りたい熱にとりつかれました。メディチ家のこともよく分からなかったので、まずこの本に挑戦。美しいドゥオーモの中で恐ろしい事件が起こったことを知り、驚愕しました。ロレンツォとチェザーレ=ボルジアが同時代の人だった事や、フィレンツェとヴェネツィアの関係などイタリアの歴史だけでも知らないことだらけと気づきました。世界史を横で見ることが苦手だったけれど、世界史どころかイタリア一国だけでも難しい。イタリア熱が益々高まっています。
2018/08/26
aisu
この本の前に読んだ「メディチ家」(森田義之・講談社現代新書)はメディチ家の当主かそれに次ぐ重要人物を一人一人紹介し、時代背景や人柄、業績などが詳しく書かれていて、後で調べ直したい時にも使いやすい本だったが、こちらは裏話というか、、、おそらく年代記などを参考に(参考文献が原書)描かれた「凄惨な事件」や「薄幸の…」「奔放な…」といったお話中心。塩野七生も書いてる人物もいるが文章やアプローチが全然違うとこうなるのだな、と。
2022/02/01
i-miya
2006.05.01 敵はクレメンテ7世 コシモ守るマリーア 12才まで 1536 カルル5世 ボローニャ滞在 チボ枢機卿 アレッサンドロ暗殺秘匿 法王パオロ3世 エレオノーラとの結婚 ラ・バイア2才 コシモの娘 P238 第10章 アベルとカイン P241 コシモ、1610 ガリレオ・ガリレイの招聘を生む コシモ大公 の侍従長1559 重要な年 対トルコ親善政策 フランス アンリ2世死亡によるカトリーヌ・ド・メディチのフランス支配 パオロ4世の死亡
2006/05/03
naoto
歴史の勉強の一環という感じで読んでみたけど、そういう意味ではあまり得るところはなかった。メディチ家というか、当時のイタリア貴族の夜が奔放だったことはわかったけど。ま、オペラにしても名作といれる古典文学も、ほとんどこんなテーマなんだろうけど。源氏物語なんかも、これの日本版みたいなもんなんだろうな。長かったけどよく読んだ、自分!
2017/11/08
冬至楼均
基本的に一章ごとに一人を扱うので、後半は同じ時代を何度も繰り返してていてちょっと混乱した。
2022/09/18
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