漂流記1972 下 (河出文庫 101G BUNGEI Collection)
漂流記1972 下 (河出文庫 101G BUNGEI Collection) / 感想・レビュー
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どことなく途中で小説が終わったように感じるのは、連中の革命が途中で終わったから作為的に小説も途中で終わらせたのか、小説としてまとまらなかったからか、どちらなのだろうか。
2010/06/20
冨井 丸
★2.0一言で言えば、少し面白かった。この本を一言でまとめれば「幼稚」だったように思う。キャラ設定や台詞回しや茶化しやおふざけが、シリアスで悲惨な物語に伴ってなく、無用、蛇足、などと思った。一度思ってしまうと、どうにもこうにもそれが気になって物語に入り込めなかった。そして、あとがきが、そんな俺の感想を見透かしたようなお見通しかのような指摘でびっくりした。ま、それでも無用・蛇足なと思うけど…。と何やかんや書いたけど、この本を楽しめなかった真の理由は、俺が夢も希望もない五十男であることに他ならない。
2024/03/09
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