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ロバート本 (河出文庫 136G 橋本治コレクション)

ロバート本 (河出文庫 136G 橋本治コレクション)

ロバート本 (河出文庫 136G 橋本治コレクション)

作家
橋本治
出版社
河出書房新社
発売日
1991-05-01
ISBN
9784309403090
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ロバート本 (河出文庫 136G 橋本治コレクション) / 感想・レビュー

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急性人間病

①完全に「好き」を「好き」のままにつらつら書いているので、とうてい総括はできない。しかしこんなナリ(文調)でもそれらの「好き」はほぼ原液に近くて末恐ろしい。特に三島・志賀・谷崎の話は論文単著レベルの濃度がワッと襲い掛かる。②ジェンダー論も多い。性差の肯定、美醜と人間性の一定の相関性の留保、現在主流の男女権力勾配論を受けない等でたぶん反発があるだろうけど、男に遭えば男を殺し、女に遭えば女を殺している点の平等性もまた確かだろう。③“自分の書いた本の数だけ、私は自分が一つになって行くので嬉しい。”(P326)

2022/01/29

ちこり〜た

【-点】大学時代、橋本先生のエッセイは文庫版を見れば買ってて(といっても、多分この本は景山民夫つながりじゃなかったけ?)当然これも。で、20年以上経って今更感想を書こうと思ったのは、このタイトルの由来が「0011ナポレオン・ソロ」主演ロバート・ヴォーンのダジャレという、私の年でもさすがに知るか!というしょーもないオヤジギャグを忘れられずにいたからw で、今これをリメイクした映画コードネームUNCLEが、なかなか評判がよいとのこなので、せっかくだから書いておこうかな、と。それだけw

Kunio Hanaoka

橋本治の若い時の本が読みたくて、一番奔放に書いていそうな本を選んだ。「誰にもブスだってことを指摘されないから、ブスはブスのまんまブスであることを忘れていいと思えるようになって、性格だけは悪くなんのね」(「日本語から心理学用語を排斥しろ」135ページ)とまあ、と言いたい放題。ここまで来ると批判もないだろうという具合だ。他にも「バスト考」「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」など読み甲斐はある。それにしても、今この調子では言えないだろうね。因みに86年刊の雑文集だ。

2014/12/03

かかし

三島由紀夫・スターウォーズからカツ丼フィールドワークまで、《青春》を嫌悪しながら己の好奇心のままに遊び・思想する若き日の著者の雑文集。

2012/02/06

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