自由と禁忌 (河出文庫 133A)
自由と禁忌 (河出文庫 133A) / 感想・レビュー
うえ
「本居宜長は『うひ山ぶみ』のなかで、こういっている。「すべて人は、かならず歌をよむべきものなる内にも、学問をする者は、なほさらよまではかなわぬわざ也、歌をよまでは、古への世のくはしき意、風雅のおもむきはしりがたし萬葉の歌の中にても、やすらかに長高く、のびらかなるすがたを、ならひてよむべし」…私は、少くとも二つの点で衝撃を受けざるを得なかった…宜長はここで「すべて人は、かならず歌をよむべきもの」と断定している。いったい欧米のどんな文芸理論家や批評家が、このように大胆な言辞を筆にすることができるだろうか?」
2015/09/20
yagian
江藤先生の進駐軍の検閲とその後の自主検閲的言語空間論はけっこう納得できるんだけど、あんまり文芸批評にそれを広げるのもなぁ。
2011/09/14
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