乱歩打明け話 (河出文庫 え 1-1 江戸川乱歩コレクション 1)
乱歩打明け話 (河出文庫 え 1-1 江戸川乱歩コレクション 1) / 感想・レビュー
Terry Knoll
江戸川乱歩が雑誌・新聞に書いた自伝的エッセイ集。 祖母が講談本が好き。母親から新聞連載小説を読みかせてもらって育った少年時代。病弱で妄想好き。大学を出ても仕事が苦手、放浪癖がありすぐに辞める。 ドストエフスキーにこの世が一変したような感動を覚える。自分では下手だと思う小説で稼ぐのが、有効で楽な道だと結論に達する。 後年は、雑誌の編集に関わり、横溝正史・松本清張等などを育てる。 一般社会ではダメ人間でも、生きる道はあると乱歩先生は言っていますよ。
2019/03/05
さき
よく放浪の旅に出るというのは聞いたことがあったが、これを読んだら本当にそうだった。作家生活のうち、執筆していたのは大体半分以下というのにも驚いた。
2014/03/07
ふるや
乱歩せんせーの先祖の話とか作品についてとか。学生時代の恋愛話がまさかのBL。
2011/02/26
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