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親指Pの修業時代 上 (河出文庫 ま 1-4 BUNGEI Collection)

親指Pの修業時代 上 (河出文庫 ま 1-4 BUNGEI Collection)

親指Pの修業時代 上 (河出文庫 ま 1-4 BUNGEI Collection)

作家
松浦理英子
出版社
河出書房新社
発売日
1995-09-01
ISBN
9784309404554
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親指Pの修業時代 上 (河出文庫 ま 1-4 BUNGEI Collection) / 感想・レビュー

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H!deking

右足の親指がペニスになってしまった女子大生の一実ちゃん。怒涛の展開!感想は下巻で!

2019/03/24

冬見

ある夕暮れ、午睡から目覚めると右足の親指がペニスになっていた女の物語。◆男女の恋愛・性愛における違和感や不均等、気味の悪さがこれでもかというほど鋭く鮮明に描かれている。頭の中にある「正しさ」をなぞって、「そういうもの」だと思い込もうとしてきたものをほじくり返して、「ほんとうにそうかのか?」と問いかける。ズタズタに引き裂かれて、ゼロになった地平からふたたび世界を見つめると、そのおぞましさからもう目を背けることはできない。自分のなかの怨念が噴出して慌てた。と同時にもう繕わなくて良いのだと、少しすっきりした。

2021/08/16

山田

親指がPになるという突拍子も無い展開なのに、なぜかめちゃくちゃ引き込まれてしまった。ふと気付いた時に真顔でこの本を読んでいる自分に恥ずかしくなってしまった。このまま下巻へ。

2019/06/24

アーノルド

再読 “P”と表現するとこや、“修行時代”とタイトル付けするとこに、作者の唯一無二の感性が感じられます 一癖二癖ある厄介な登場人物が多いのですが、改めて考えてみると現実社会にそれほど珍しくなく、案外、春志のような汚れない天真爛漫な人間の方が数少ない “性”に関してだけでなく、人間の抗えない欲望のようなモノを感じる作品です     

2020/07/11

午後

性を通して今まで疑ったこともなかったことを揺さぶられたり、思いもよらなかったことに眼を開かされたりする、スリリングな小説、そして以外に読みやすい。紋切り型に収まらない人間関係。

2018/04/06

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