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三島由紀夫集 (河出文庫 ん 2-2 文豪ミステリ傑作選)

三島由紀夫集 (河出文庫 ん 2-2 文豪ミステリ傑作選)

三島由紀夫集 (河出文庫 ん 2-2 文豪ミステリ傑作選)

作家
三島由紀夫
出版社
河出書房新社
発売日
1998-08-01
ISBN
9784309405445
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三島由紀夫集 (河出文庫 ん 2-2 文豪ミステリ傑作選) / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜粋」がいい。「殺すことが私の発見なのである。忘れられた生に近づく手だて。私は夢みる。大きな混沌のなかで殺人はどんなに美しいか」三島19歳の作。 「自然と人工、無垢と技巧、現実と観念、三島にとって美は無論、後者にある」(解説より)

2015/05/28

マリリン

短編12作品のうち、最後の1編は再読。いずれも三島作品ならではの良さがあったが、印象深かったのは「果実」「月澹荘綺譚」、今年は日本文学を多めに読みたいと思うが、本は気の向くままに手にしているのでどうなる事やら。

2018/01/01

かぼすけ

毎晩寝る前15分に。全10篇。描写の美しさに魅入る。恐ろしいことだと気づいて肝が冷える。でもなんかこの感覚が気持ちいい〜。

2010/11/08

稲森

硬質で研ぎ澄まされた文章だと思った。三島が19歳の時に書いた「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜粋」の『ただ花が久遠に花であるための、彼は殺人者になったのだった。』という言葉を見て既に完成されているというか早熟さに感嘆した。「朝の純愛」が好き。彼らは人工的だけれど本物で尚且つ純粋で美しい。

2012/09/15

柳里

冷たいナイフのような文体と靄の中で見る幻のような不思議なストーリーが、凄まじいイメージをそれぞれ刻みつけてくる。短いうえに結末がはっきりしない作品もいくつかあるものの、却って得体のしれない恐ろしさ、死がもたらす美というものを見せつけられたような気がする。

2012/08/01

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