飛鳥高名作選: 犯罪の場 (河出文庫 ん 4-1 本格ミステリコレクション 1)
飛鳥高名作選: 犯罪の場 (河出文庫 ん 4-1 本格ミステリコレクション 1) / 感想・レビュー
cinos
例会で『赤い細い糸』を読むので、短編集を読みました。昭和のミステリです。読みやすかったです。「加多英二の死」が死にかけの幽霊が探偵する名作です。「犯罪の場」は再読でしたが、よくわかりません。
2016/07/31
やっす
今回初めて飛鳥高作品を読みました。受けた印象を一言で表すなら『硬派』でしょうか。乾いた文体に結末のちょっとした黒さが相俟って、独特な世界観があるように感じました。ただし推理そのものはかなり理論的で、密室におけるWhy(なぜ)の部分を突き詰めていく過程が面白い『暗い坂』がその代表例。かと思うと設定のユニークな『七十二時間前』『加多英二の死』などの奇妙な味の作品もあったりして、なかなかバリエーションに富んだ作品集。以前読んだ岡田鯱彦の巻の方がどちらかというと好みですが、これはこれで楽しめました。
2014/10/14
kanamori
☆☆☆
2011/10/06
Darbytime
大半のオチが黒い。「金魚の裏切り」「七十二時間前」「加多英二の死」の設定が好き。
2013/06/02
schizophonic
トリッキーな物語もさることながら、いまだ戦争の暗い影をひきずる時代の空気が鮮やかに描かれているのが印象的だ。
2008/12/11
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