島久平名作選: 5-1=4 (河出文庫 ん 4-5 本格ミステリコレクション 5)
島久平名作選: 5-1=4 (河出文庫 ん 4-5 本格ミステリコレクション 5) / 感想・レビュー
紅はこべ
最近メルカトル鮎の短編集に困惑させられたばかりだったので、こういう古風だが、ちゃんと落ちのつく本格はホッとする。ただ伝法義太郎探偵も、金持ちの依頼人からは依頼料はきちんと取り立て、殺人を予想できても防ぐとは限らないのは、メルカトルと似ている。男女間の愛憎に絡んだ事件が多い。ストーカーって昔からいたんだな。
2015/04/16
はまちゃん
昭和時代に関西方面で活躍した推理小説家 島久平氏の短編集。「〇〇の殺人事件」シリーズの短編5作と他13作が衆力されている。ほとんどの作品で活躍するのが探偵が伝法義太郎であり、ドライなようで情に厚い、「いかにも昭和の探偵!」という感じである。現代では成り立たないような犯罪もあるが、ほとんど気にせずに読むことができた。「雁行くや」と「犯罪の握手」、「女人三重奏」が好み。
2018/07/28
kanamori
☆☆☆
2012/10/15
東森久利斗
ノスタルジーとエネルギー。戦後、日本の復興と探偵小説の蜜月時代の足跡、象徴。関西弁の登場しない大阪舞台の物語、最大のミステリー。違和感はないけど・・・
2013/04/24
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