信玄忍法帖 (河出文庫)
信玄忍法帖 (河出文庫) / 感想・レビュー
けやき
【再読】信玄が死んでから武田家の滅亡まで。信玄の死を隠すために影武者をたてた軍師山本勘介とそれを暴こうとする徳川忍者のバトル!山風忍法帖はやはり痛快で楽し!
2017/11/03
ヨーイチ
日下三蔵氏も解説しているが、(この人の解説が、発表年とか、再録の状況とかも含め、実に重宝)長篇忍法帖で最も歴史資料が活かされている作品(趣意)とのこと。我が意を得たりであった。題名通り、武田信玄と徳川家康〜服部半蔵方の忍者バトルが繰り広げられる。虚実は別として、甲陽軍鑑を始め資料を漁った逸話が各編の背後に有るので、「其れらしく重みのような物」、大袈裟にいうと歴史の連続性が面白さを保障している。この点は後の傑作「明治物」に結実して行く。続く
2014/01/09
山下哲実
山田風太郎氏は天才だわ!ストーリー展開が奇想天外の度を超越している。
2015/06/02
北白川にゃんこ
信玄の影武者多いな!基本下品な忍法ばっかりで面白かった。よく考えるなあこんな忍法。陰毛を髪の毛の代わりに使う忍法はやめちくりー。
2020/07/04
ランクル一番
信玄は自らの寿命を悟った時に、家臣に対して自分の死を3年間隠せと厳命したという。影武者達は信玄に成りきって忠実に任務を遂行する。家康や信長は信玄の影を恐れて、武田の領土に踏みこめない。忍者と忍者の戦いののち、信玄の子、勝頼は決戦に挑む。忍者のやりとりは創作なのであろうが、とても面白い。
2015/11/10
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