日本料理神髄 (河出文庫)
日本料理神髄 (河出文庫) / 感想・レビュー
カザリ
料理という味覚に奉仕する技術をとことん意識的に言葉にしようとする姿勢に魅せられる。私は料理の中でも和食がすきで、でもなぜ好きかわからなかったのだけど、実は私はおいしい水が飲み物のなかで一番すきで(笑)、この本の中で石鍋氏というフランス料理のシェフが『日本料理はだしで水をうまく飲ませる技術』と言っていて、驚愕!そうか。私は水をおいしく飲みたかったんだ。。(笑)この著作は料理にかぎらず技術を習得するというある意味暗くて地味な道のりを超えようとしているすべての修行人に励みになる言葉にあふれている。
2018/01/15
TOMYTOMY
恐るべき職人のメソッド。 もはや人生そのものが料理である。 一度献立のあるお店を訪問したくなる。
2019/05/11
dyudyu
料理の奥深さ、料理人の心意気を感じた本。一方で、料理『道』って印象があって、近しい感じはしなかったなぁ。やっぱり、新橋サラリーマンのランチと、「日本料理」をつなげて考えちゃいかんのだな。きっと。
2013/03/29
こやじ
料理人の道に進んでいたら、きっとよい教科書としてたことでしょう。
2017/11/09
reiko
毎日同じ作業をする、野菜の洗い方や皮むき1つにしても、全て意味があって、データを溜め検証し良くしていくことが大事だと。違う業種でも、プロフェッショナルが話すことには普遍性があり、日々の仕事にも通じるものがあるなと思う。修行中にまよう職人さんはこれ読んだら救われるだろうなと思った。後半は対談集。吉兆大主人や、田崎真也さん、斉須さんの「調理場という戦場」に出てくる、ランブロワジーのベルナール氏の姿も!読み終わった後、いい包丁がほしいな〜!と思っちゃいました。
2015/10/21
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