寄席放浪記 (河出文庫 い 13-2)
寄席放浪記 (河出文庫 い 13-2) / 感想・レビュー
A.T
何しろほんの一言二言の間にもネタが織り込まれた本なので、いっぺんに読み下すと消化不良になっちゃう。今回は第1部「寄席書き帖」だけ読んで後は次回に。色川さんのエッセイはこれまでもいくつか読んでいて、シリアスな展開にも可笑しみがあって救われるというか、まろ味に引き込まれるところがあったのは幼少から通っていた寄席の影響があるのかな…。「私は牛込矢来町の生まれ育ちで…色街の神楽坂に近かったせいか、昔、芸人さんがたくさん住んでいた…(つづく)
2021/08/15
vaudou
高座中に寝る志ん生の伝説は本当だった!直に見たからこそ分かる芸の真髄。桂文楽は入れ歯を入れる前の芸(昭和36年以前の芸)こそ国宝級である、とかいろいろ興味深い。
2015/11/13
姉勤
戦前・戦中の藝人やハコの話題は余りにも古く、馴染みも無いので、好きな時代だけど想像力で補填するには難しかった。舞台がメインカルチャーだった時代の生き生きとした藝人達の活躍は、浸ってみたいロストワールド。
2012/08/21
showgunn
色川武大なので読んだものの寄席の話となると知らないことばかりでほとんどわからなかった。 が、鈴木桂介・淀橋太郎との鼎談で語られたエピソードが「あちゃらかぱい!」の中にいくつか使われてて、そういう部分は楽しかった
2016/03/13
nyanlay
見てみたい人物ばかり。それにしても戦争で文化や人間がなくなったことが本当に悲しくなる。
2010/02/20
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