玉手箱 (河出文庫 こ 9-1)
玉手箱 (河出文庫 こ 9-1) / 感想・レビュー
ぶんこ
最初の2作は、涙、涙で読み終えました。小手鞠さんの作家処女作の「おとぎ話」と、この2作とを一緒の文庫に入れて欲しくなかったです。 子持ちの方々には、是非読んでいただきたい。 田辺聖子さんの解説は、違和感を感じました。
2014/01/12
hiromura
子供を産んでない女性が主人公の3作。私が30代の頃に出会っていたら、悲しくてたまらなかったかもしれない。著者の本をたくさん読んでから、こんなお話もあったと知った。子供のいる女性にも読んでほしい。
2013/01/20
おさと
痛い。重い。自然に逆らってまで子供を望む対価なのか。男性/女性、既婚/未婚、子供を望む/望まない、など立場の違いで様々な受け取り方の出来る話。
2012/12/28
tenma
「ママ かえろう」表題作は全てこの言葉に集約されている。▼この人は時々怖い話を書く。他人の信頼・信用の影にある本質。相手の無邪気さに対抗する隠された本心(悪意とも言える)。「おとぎ話」は本当におとぎ話であって欲しい。
2012/11/06
バーベナ
独身・既婚・子供のあるなし・離婚・・・。誰が決めたのか分からないランク付けによって、知らず知らずのうちに傷ついてしまう心。不妊治療に挑む女性の心と体の痛み。行間にもいろいろな想いが詰まっていて、読んでいるだけで胸が痛くなった。
2011/07/03
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