わがふるさとは黄泉の国 (河出文庫 は 14-5)
わがふるさとは黄泉の国 (河出文庫 は 14-5) / 感想・レビュー
ネムル
戦争、死者、記憶。繁栄の昭和のなかで過去が次々に忘れられていく。小松左京の戦後への違和感にも近いような、70年代の空気に浸る。一番楽しかったのは民俗学SF(?)の「庄ノ内民話考」だが。
2019/10/02
miubw
・わがふるさとは黄泉の国 自殺村、ラスト酷い ・農閑大作戦 田舎の神様と宇宙から来た鉄の神様の戦い。 ・庄ノ内民話考 民話の幾つかから導かれる事実とは。民話はそれっぽくて良いし、断片から一つのストーリーが導かれるのも面白い。 ・誕生 航空機から忽然と乗客乗務員が消えた、マリーセレスト号との関連は? ・わが子に与える十二章 良い感じだったり、差別的だったり。意図がわからない。 ・二都物語 パラレルワールドの東京。 農閑期大作戦と庄ノ内民話考が面白かった。能登怪異譚も面白かったし、この人は民話的なのが好き。
2023/06/25
おとや
表題作、「農閑期大作戦」「庄ノ内民話考」「誕生」「わが子に与える十二章」「二都物語」所収。後半に載っている話のほうが面白いかな。
2009/10/23
いとう
表題作が好きです。
2009/06/29
稽子
★★ 短編集。「農閑期大作戦」だけは面白かった。
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