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ON THE WAY COMEDY 道草 浮世は奇々怪々篇 (河出文庫)

ON THE WAY COMEDY 道草 浮世は奇々怪々篇 (河出文庫)

ON THE WAY COMEDY 道草 浮世は奇々怪々篇 (河出文庫)

作家
木皿泉
出版社
河出書房新社
発売日
2014-02-06
ISBN
9784309412757
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ON THE WAY COMEDY 道草 浮世は奇々怪々篇 (河出文庫) / 感想・レビュー

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おさむ

木皿さんのラジオドラマの脚本をまとめたものの最終巻。イチオシは、引退するエレベーターからメールが届く「MAMA」。この発想が出てくるのが、凄い。ほかにも人生の機微、哀しさがじんわりとにじみ出てくるセリフの数々。ときどき箴言。基本は関西人だからギャグなんだけど、なぜかホロリと来る。こんな脚本家ってやっぱり、木皿さんしかいません。新作ドラマ、テレビでもラジオでもいいから楽しみに待ってます❗

2018/10/02

野のこ

道草シリーズこれで終わっちゃうのね。さみしい。最終章は働く人のお話(何故か吸血鬼も出てくる)西村さんの挨拶も楽しみのひとつでした。「それではCMの後ドラマが始まります」に毎回わくわくしました。課長が万が一のことを思って奥さんに「愛してるよ」って電話するのに私はわぁ♡と思ってたら浮気したでしょと勘違いされてた(笑)確かにあやしいか。読み終わっちゃったと思ったら『平田家の人々編』がまだでした。これも必ず読む

2017/08/26

道草シリーズ最終巻もとても面白かったです。大場課長とオカルト好きの後輩・黒田さんによる「つんのめる都市伝説」の回が特に好きでした。優しいエレベーターの不思議なエピソードが良かったな。最後のバンパイアのお話の侘しさも好きです。返す返すも、ラジオドラマ聞きたかったです。音源化されないかな。

2016/07/08

禿童子

怪談といっても落語に出てきそうなソフトな妖怪、幽霊たちが会社に出るというお話。相変わらず車の中の男女または上司と部下、叔父と甥の二人の掛け合いで進行するラジオドラマ。大場課長と部下の黒田君のかけひきが絶妙。営業マンが得意先を回った帰りの車内にしてはユルい会話。部下にのせられるようでいて、逆にたぶらかしてその気にさせるウソ話の明るい効用に、読んでいて和む。これが最終話とはチト惜しい。

2019/07/09

瀧ながれ

ラジオドラマ脚本集。営業車に乗った大場課長と怪談好きな部下の黒田万平くんの、『つんのめる都市伝説』がメイン。会話だけで(しかも脚本読んでるので、口調も効果音もない)これほどしっかりした物語が描けるのだなぁ。大場課長のとぼけた感じに和みます。人間の時間から取り残されていく吸血鬼を、コミカルに描く『バンパイアはつらいよ』もあとからじわじわきます。

2015/02/06

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